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伊勢詣(いせもうで)

伊勢参り・伊勢参宮とも。伊勢神宮に参拝すること。古代には私人が直接幣帛(へいはく)をささげることは禁断であったが,平安末期以降は緩和され,のちに御師(おんし)を介して,武士層を中心に参拝が行われた。中世末には,御師の活躍による伊勢信仰の全国的展開とともに民衆の参拝が増加。近世には民衆の経済的ゆとりや交通手段・宿泊施設の発達により,観光的性格の参拝が伊勢講・神明講などの講集団単位で行われた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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