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斑鳩宮(いかるがのみや)

推古朝から皇極朝にかけて厩戸(うまやど)皇子(聖徳太子)と山背大兄王(やましろのおおえのおう)の親子を中心とする一族が居住した皇子宮(みこのみや)。601年(推古9)太子は宮室を斑鳩にたて,605年に遷居,622年に同地で没したという。宮はその後,子の山背大兄王に伝領され,643年(皇極2)蘇我入鹿(そがのいるか)らの斑鳩襲撃により焼失した。狭義には法隆寺東院の地下遺構を示すが,広義には上宮王家の一族が分散居住する岡本宮・中宮・飽浪宮(あくなみのみや)を含めた総称。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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