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建礼門院(けんれいもんいん)

生没 1155~1213.12.13 高倉天皇の中宮。名は徳子(とくこ)。平清盛の次女。母は平時子。1171年(承安元)12月,後白河上皇の猶子(ゆうし)として入内。女御となり,翌年2月,中宮に立てられる。78年(治承2)安徳天皇を生み,81年(養和元)院号宣下。この間,源氏の蜂起による内乱が勃発。83年(寿永2)7月,平氏一門は安徳天皇と女院をともなって都を落ち,85年(文治元)3月,長門国壇ノ浦(山口県下関市)の戦で滅亡。女院は安徳天皇とともに入水したが,女院のみ救助されて京都に送還。同年5月出家し,大原の寂光院に移って余生を送った。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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