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建武年中行事(けんむねんじゅうぎょうじ)

有職(ゆうそく)故実書。3巻。後醍醐天皇著。1334年(建武元)成立。宮中の年中行事を月ごとにまとめ,仮名を用いて記述する。建武新政の初期に書かれたことから,その内容とともに,形骸化していた天皇の政治力の再興とその絶対化を目的としたと思われる。一条兼良(かねよし)の「公事根源(くじこんげん)」の下敷きともなった。「群書類従」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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