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憲法調査会(けんぽうちょうさかい)

1956年(昭和31)第3次鳩山内閣が設置した日本国憲法再検討のための審議機関。現行憲法の自主的改正を掲げる自由民主党の主導で,1956年5月憲法調査会法が成立し,同法にもとづき翌年7月自民党・緑風会所属の国会議員20人および学識経験者19人を委員として発足。同会ははじめ超党派で組織される予定であったが,改憲阻止を掲げる社会党が終始一貫して参加を拒否したため,憲法改正問題をめぐる保守・革新両勢力の対立が深まった。同会は,その後足掛け8年にわたり計131回の総会を開き,公聴会や海外調査を実施した。64年7月に改憲論31と改正不要論7の両論を併記した憲法調査会報告書を池田内閣および国会に提出,解散した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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