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憲政擁護運動(けんせいようごうんどう)

�@第1次。1912年(大正元)12月,2個師団増設問題で第2次西園寺内閣が総辞職し,桂太郎が第3次内閣を組織すると,旧来の政治体制の変革を期待する言論界や民衆運動の批判が集中。「閥族打破,憲政擁護」のスローガンのもとで憲政擁護会を中心とする諸団体の大会が各地で開催され,政友会・国民党も参加。13年2月停会後の議会は数万の群衆に包囲され,桂内閣は11日に総辞職した(大正政変)。�A第2次。1924年(大正13)1月,清浦奎吾(けいご)が貴族院を基礎に組閣すると,憲政会・政友会・革新倶楽部の3党が内閣打倒の運動を全国的に展開。5月の総選挙で護憲三派が勝利し,清浦内閣は総辞職。既成政党への不信感もあり,民衆運動は盛り上がりに欠けた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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