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憲政会(けんせいかい)

大正~昭和初期の政党。1916年(大正5)10月10日,第2次大隈内閣の与党である立憲同志会・中正会・公友倶楽部が合同して結成。総裁は加藤高明。第1次大戦後は普通選挙を主張,過激社会運動取締法制定に反対し,軍備縮小を唱えた。24年1月清浦内閣が成立すると,政友会・革新倶楽部とともに第2次護憲運動を展開して倒閣に成功,同年6月加藤高明を首班とする護憲三派内閣を組織した。翌年7月護憲三派解消後は,加藤が憲政会単独内閣を維持。26年1月加藤の死後は若槻礼次郎が総裁と首相を継承。若槻内閣が金融恐慌の収拾に失敗して27年(昭和2)4月総辞職すると,憲政会は政友本党と合同して,同年6月立憲民政党を結成した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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