歴史学上の時代区分。「原始時代」は人類がその誕生から,文字や金属器の使用,都市的・階級的な国家の成立などによって代表される古代文明の段階に到達するまでの時代をいう。日本ではほぼ縄文時代までがそれにあたる。これに対し「原史時代」は考古学上の時代区分で,先史時代と歴史時代との中間,信頼しうる文献史料の少ない時代をいう。日本では弥生中期~古墳時代がそれにあたるが,概念としては現在ほとんど用いられない。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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