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Raphael von Koeber(ケーベル)

生没 1848.1.3~1923.6.14 明治期に来日した哲学者・音楽家。ドイツ系ロシア人としてモスクワでピアノを学んだのち,ドイツに留学してショーペンハウエルに関する論文で学位を得た。1893年(明治26)帝国大学で教鞭をとるため来日。1914年(大正3)まで西洋哲学などを講じ安倍能成(よししげ)・宮本和吉らを育てた。東京音楽学校でピアノの指導にもあたった。大正教養主義の形成に寄与し,退職後は横浜に寄寓して同地で死去した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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