気比神宮(けひじんぐう)
気比大神宮・笥飯(けひ)宮とも。福井県敦賀市曙町に鎮座。式内社・越前国一宮。旧官幣大社。祭神は伊奢沙別(いざさわけ)命(気比大神)・仲哀天皇・神功皇后・日本武(やまとたける)尊・応神天皇・武内宿禰(たけのうちのすくね)・豊玉姫(とよたまひめ)命。もとは当地に古くから信仰されていた御食津(みけつ)神(食物の神)であるらしい。神功皇后が太子と武内宿禰を遣わして参拝させたと伝えられ,692年(持統6)神戸が増封された。朝廷の崇敬が厚く,893年(寛平5)正一位勲一等。貴族・武家の庇護のもと大いに繁栄した。例祭は9月4日。大鳥居は重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)
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