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血盟団事件(けつめいだんじけん)

1932年(昭和7)井上日召(にっしょう)を中心とした血盟団(名称は事件後命名)による要人暗殺事件。日蓮宗に帰依し茨城県大洗の立正護国堂にいた井上は国家革新運動に傾倒し,彼に私淑する青年たちと革命の捨石となって現体制を破壊するため,一人一殺の要人暗殺を計画。1930年井上らは上京して権藤成卿の協力を得,藤井斉(ひとし)系の海軍青年将校と連絡をとり,非合法手段による国家改造を計画した。海軍側の有力者(藤井斉や三上卓ら)が上海に出征したため(第1次上海事変),井上らが単独で暗殺計画を実行した。32年2月小沼正が前蔵相井上準之助を,3月菱沼五郎が三井合名会社理事長団琢磨(だんたくま)を暗殺した。同年5月には海軍青年将校らが5・15事件をひきおこした。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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