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外記(げき)

少納言のもとで太政官書記局として,詔書・論奏・奏事や太政官符の作成を担当する令制官司。大外記2人・少外記2人。815年(弘仁6)からは内裏の記録も内記とともに担当。正七位上・従七位上だった官位相当も,783年(延暦2)に職務繁多を理由に大・少内記と同じ正六位上・正七位上に昇格。さらに五位にのぼる大外記も現れて,大夫外記とよばれた。のちに外記の上首は清原氏・中原氏の世襲となり,局務(きょくむ)と称された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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