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勤労動員(きんろうどういん)

国家による戦時経済運営のための強権的労働力動員。日中戦争の拡大にともない,軍需産業の労働力不足が深刻化したため,徴用制度により軍需産業への重点配置政策がとられた。1939年(昭和14)度からは労務動員計画にもとづき,学卒者,無職者,農業,不急不要の民需部門の労働者,植民地からの徴用労働者が強制的に軍需部門に大量動員された。戦争拡大による大規模な兵力動員のため,その規模は女子や学生・生徒,強制連行された朝鮮人・中国人などにまで拡大したが,労働力需要をまかなうことはできなかった。特に不熟練労働力が大量に投入されたため,労働生産性の低下をまねいた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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