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清水寺(きよみずでら)

京都市東山区にある北法相宗の本山。音羽山と号す。西国三十三所観音の16番札所。「清水寺縁起」「東宝記」によれば,778年(宝亀9)に延鎮(えんちん)がこの地に庵を結び練行していたが,坂上田村麻呂がこれに帰依・助力して,798年(延暦17)十一面観音を造像・安置して清水寺と称し,805年田村麻呂の私寺として承認されたとある。のち興福寺の末寺となったが,祇園感神院との対立や興福寺と延暦寺との抗争にまきこまれ,しばしば堂舎の焼打にあった。のち徳川家光の援助により寺観が整備された。本堂は国宝,本尊の十一面観音は重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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