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経覚私要鈔(きょうがくしようしょう)

「安位寺殿御自記」とも。室町時代の奈良興福寺大乗院門跡経覚の日記の総称。日次記(ひなみき)は65冊。1415~72年(応永22~文明4)を収めるが,欠失も多い。別記は16冊。一部重複するが,尋尊(じんそん)の「大乗院寺社雑事記」より早い時期を伝え,興福寺・南都研究の重要史料であり,京都の動静も記す。原本は内閣文庫蔵。「史料纂集」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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