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球陽(きゅうよう)

琉球王朝の編年体の正史。原文は漢文。球陽は琉球の雅名。正巻22巻・付巻4巻と,編年体に配列できない昔話や伝説類を収めた外巻「遺老説伝」3巻からなる。1745年鄭秉哲(ていへいてつ)ら4人により14巻までが編集された。その後は王府の系図座で編集が続けられ,1876年(明治9)の項で終了。内容は王家・国事に関することがらや,天地万物・異変現象・善行美談など多岐にわたる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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