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救世軍(きゅうせいぐん)

プロテスタント協会の一派。イギリスのメソジスト派の牧師W.ブースが1865年ロンドン東部の貧民地区で伝道に着手,のち東ロンドン伝道会と称し,77年に救世軍と改め軍隊的な制度・組織を採用。日本救世軍は,95年(明治28)E.ライト大佐が最初の日本救世軍司令官として来日したときに創立され,「ときのこえ」を創刊。翌年山室軍平(ぐんぺい)を日本人最初の救世軍士官に任命。貧民・労働者に対する伝道,廃娼・禁酒などの社会改良運動を行い,社会事業の開拓者的役割をはたした。第2次大戦中は日本基督教団に強制加入させられたが戦後離脱,現在は宗教法人・社会福祉法人救世軍。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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