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九州探題(きゅうしゅうたんだい)

室町幕府の九州統治の責任者。はじめは鎮西大将軍や鎮西管領とよばれた。九州から反攻する足利尊氏が,1336年(建武3・延元元)一色範氏(道猷(どうゆう))を残したのが始まり。10年後,子の直氏が下向して権限を拡大したが,少弐(しょうに)・大友・島津氏の勢力が大きく,足利直冬(ただふゆ)・征西将軍宮懐良(かねよし)親王の下向による南朝勢力も伸長し,範氏は20年ほどで九州を退去。この間一時,直冬が鎮西探題を勤めた。のちの斯波氏経・渋川義行も成果をみなかったが,71年(応安4・建徳2)今川貞世(さだよ)(了俊)は南朝方を制圧して九州統治にあたった。95年(応永2)了俊解任後は渋川満頼以下代々渋川氏が任じられたが,北九州の一勢力にとどまった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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