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逆修(ぎゃくしゅ)

仏教用語では順修の対として,修行に背き,迷見にとらわれて真理に遠ざかること。一般的には,「灌頂(かんじょう)経」や「地蔵菩薩本願経」の説にもとづき,生前にあらかじめ死後の菩提に資すべき善根功徳(くどく)を修することをいい,預修(よしゅ)ともいう。仏事正当の日をくりあげて仏事を修すること,位牌や石塔の戒名に朱書すること,若く死んだ者のために年長者が冥福を祈り仏事を修することなどもいった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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