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肝煎(きもいり)

肝入とも。世話役・支配役・斡旋役の意味で,江戸時代には広く用いられた。(1)江戸幕府の職制。同職の頭として職務を取り扱い,高家(こうけ)肝煎・小納戸(こなんど)肝煎・普請方同心肝煎・寄合肝煎などがある。(2)江戸時代の村役人。庄屋・名主のこと。江戸初頭には1村の長を肝煎と称する地域があったが,しだいに庄屋・名主の呼称が広く用いられるようになった。しかし盛岡・仙台・一関・中村・会津・秋田・亀田・鶴岡・米沢など東北地方の各藩では江戸時代を通じて用いられ,大庄屋は大肝煎とよばれた。東北地方でも庄屋・名主の呼称は用いられているが,石高が大きく,江戸初頭から領主が交代していない藩では肝煎の呼称が多い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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