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義民(ぎみん)

義のために一身を犠牲にしてつくす人。とくに百姓一揆の頭取として処刑された人物をさす。ただし最近では,刑死しなくても義民になった事例が明らかにされている。義民伝承は長い間に親から子へと「御霊」や「農神」として伝えられ,伝承にもとづき筋書きのある物語が作られるようになった。もっとも典型的な義民とされる佐倉惣五郎の物語など,物語の多くは18世紀後半に各地でつくられた。明治期には自由民権運動のなかでさかんに義民顕彰が行われ,義民観が確立した。磔(はりつけ)茂左衛門・松木長操(ちょうそう)・多田加助などが有名。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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