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奇兵隊(きへいたい)

幕末・維新期の長門国萩藩でうまれた軍事組織。高杉晋作(しんさく)が1863年(文久3)6月に下関で編成したのが最初。士庶混成の編成と幹部クラスの会議所による合議体制が特徴で,洋式化された藩軍制のなかに組み込まれ,正規兵に対して奇兵と称された。ほかの洋式部隊とともに諸隊とよばれ,その象徴的存在でもあった。隊は武士的理念で支えられ,65年(慶応元)中には定員400人であった。藩改革派の軍事的基盤となり,藩内戦や第2次長州戦争,さらに戊辰(ぼしん)戦争で活躍したが,維新後の集権的な常備軍編成の動きに反発し,69年(明治2)11月,他の諸隊とともに脱隊騒動をおこし,維新政府は農民一揆との結合を恐れ,徹底的に弾圧した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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