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起請文(きしょうもん)

誓紙・罰文・告文(こうもん)・神判(しんぱん)とも。契約した内容の遵守を神仏に誓い,違反した場合に神仏の罰をうけることを記した文書様式。平安末期には天判起請文と称し,誓約内容に反した場合には罰をうけることを神仏に誓約する内容が行われた。そのため特定の充所(あてどころ)はつけない例が多い。鎌倉後期からは,神仏の名を手書あるいは木版刷にした牛王(ごおう)宝印の裏を返し,多数の人間が詳細な誓約を記すようになった。誓約内容を記した部分を前書(まえがき),神仏の罰をうけることを記した部分を神文(しんもん)とよぶ。大寺院の衆徒の意思統一や所職(しょしき)・荘園支配の保持のために広く用いられた。戦国期には大名どうしの盟約の手段として起請文の交換がよく行われ,そのため充所を付加する様式もみられるようになる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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