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健児(こんでい)

792年(延暦11)軍団兵士制廃止にともない設置された地方兵制。それ以前にも720~730年代,760年代の対新羅(しらぎ)臨戦態勢期に特定諸国におかれた。軍団兵士制は,7世紀の東アジアの国際的緊張のなかで築かれた大規模軍制であったが,8世紀末の唐・新羅の国内混乱から国際緊張がゆるむとともに,対蝦夷(えみし)戦争と新都造営事業のために廃止され,従来,訓練上番中の軍団兵士が担当した国府・兵庫・鈴蔵の警備のため,郡司子弟を中心に健児が採用された。健児制は少数兵制で,軍事力として過大評価するのは誤りである。平安中期以降,国衙機構の「所」の一つ健児所となる。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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