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金光教(こんこうきょう)

金光大神(だいじん)(赤沢文治・川手文治郎)を開祖とする新興宗教。神道十三派の一つ。1855年(安政2)喉の病にかかった赤沢文治が神に無礼を詫びると治癒したため,神に感謝したところ「お試し」「行」の命令をうけ,これを契機に神と人の仲立ちをする「取次」を行ったことから始まった。金神(こんじん)を天地の祖神として信仰し,人と神との助け合いを説く。備中を中心に布教し,各地に拠点として出社を設け,明治初年には山口や大阪にまで発展。一方,文治は1867年(慶応3)白川家に入門し,68年(明治元)金光大神の神号を与えられた。以後も教義の整備・布教に努め,1900年に金光教として独立。本部は岡山県浅口市金光町。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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