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転びキリシタン(ころびキリシタン)

江戸時代,キリシタンを棄教した者。キリシタンを俵責めした際,転んで助けを求めることから,棄教を転ぶというようになった。棄教の証拠として,寺請・俗請のかたちで請人手形や南蛮誓詞を提出させたり,絵踏が実施された。棄教したのち再び信仰に復帰することを立帰り・立上がりといい,島原の乱に蜂起したキリシタンはこれにあたる。表面上棄教したままキリシタンとして潜伏した者も少なくなかった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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