1. 用語
  2. 日本史 -こ-
  3. 古来風体抄(こらいふうていしょう)

古来風体抄(こらいふうていしょう)

鎌倉時代の歌学書。2巻。藤原俊成(としなり)(釈阿)著。1197年(建久8)の初撰本と,その4年後の再撰本がある。式子(しきし)内親王の求めに応じて執筆された。和歌の本質論,和歌史論,「万葉集」歌191首の抄出,勅撰集所収歌395首(再撰本398首)の抄出などからなる。和歌の表現の変遷と変わることのない本質を追究した重要な著作。「日本思想大系」「日本歌学大系」所収。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう