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小百姓(こびゃくしょう)

経営規模の小さい百姓のこと。(1)中世の荘園村落で名主の小作やわずかな自作をする百姓。隷属性の強い下人・所従とは異なり,中世後期村落の寄合に参加しているように,身分的には独立した存在。(2)近世の小高持ちの百姓。平百姓,脇百姓,小前(こまえ)などともいう。小作のみの水呑百姓や名子(なご)・被官などの隷属層とは明確に区別された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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