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国記(こっき)

推古朝に編纂されたといわれる書。「日本書紀」推古28年(620)条は,聖徳太子と蘇我馬子(うまこ)が「天皇記及国記臣連伴造国造百八十部并公民等本記」を録したとする。皇極紀4年(645)6月条によれば,乙巳(いっし)の変(大化の改新)の際,蘇我蝦夷(えみし)がこれらを焼いたが,船史恵尺(ふねのふひとえさか)が焼かれる「国記」をとりだし,中大兄(なかのおおえ)皇子に献上したという。内容については不明。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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