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国家社会主義(こっかしゃかいしゅぎ)

大正中期以降におこり,日本の国家と社会とを改造して全体主義的に平等な国民生活の実現を意図したもので,国際的勢力拡充を前提としていた。1919年(大正8)大川周明・満川亀太郎らの設立した猶存(ゆうぞん)社を源流的なものとして革新右翼とよばれ,満州事変の勃発後に活発になり,内田良平の大日本生産党,大川周明会頭の神武(じんぶ)会などが有力であった。また無産政党の内部からもファシズム運動に影響されて国家社会主義が生じた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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