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国会(こっかい)

近代立憲国家の立法府で,国民を代表する機関。日本で最初の国会は,1889年(明治22)発布の大日本帝国憲法にもとづき90年に開会,帝国議会とよばれた。第2次大戦後の1947年(昭和22)5月3日,日本国憲法の施行により帝国議会にかわって国会が制式の呼称となった。国会は「国権の最高機関」「国の唯一の立法機関」と規定され,ともに公選の議員による衆議院・参議院の二院制で,内閣総理大臣の指名,予算の議定,法律の制定,条約の承認など広い権限をもち,議会制民主主義にもとづく国政運営の中心となっている。会議には毎年定期的に召集される通常国会,臨時の必要による臨時国会,衆議院議員総選挙直後の特別国会の別がある。第1回国会(特別)は47年5月から12月まで。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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