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巨勢金岡(こせのかなおか)

生没年不詳。平安前期の宮廷絵師。巨勢派の始祖。880年(元慶4)唐本を手本に大学寮に先聖先師像を,888年(仁和4)御所南庇(ひさし)の東西障子に弘仁以後の詩にすぐれた学者の像を描くほか,藤原基経や源能有(よしあり)の五十の賀の屏風絵を描いた。貞観年間には神泉苑の監を勤め,菅原道真から神泉苑の図を求められた。唐絵(からえ)とともに日本の山水や肖像を描くなど,その画風は新様とよばれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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