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五節供(ごせっく)

民間の年中行事のうち特別視された五つの行事。古く公家などが祝う儀式であったが,江戸時代に幕府が式日として定めたことで民間にも広く行われるようになった。人日(じんじつ)(1月7日)・上巳(じょうし)(3月3日)・端午(たんご)(5月5日)・七夕(たなばた)(7月7日)・重陽(ちょうよう)(9月9日)をさし,通俗にはそれぞれ七種(ななくさ)(七草)の節供・桃の節供・菖蒲(しょうぶ)の節供・七夕祭・菊の節供ともいう。この制定は,奇数の重日を尊ぶ中国の伝統による宮廷行事に,農村的・武家的な行事日を重ねて選んだものと思われる。明治期になってこの制は廃されたが,民間では現在も盛んに行われている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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