1. 用語
  2. 日本史 -こ-
  3. 小関三英(こせきさんえい)

小関三英(こせきさんえい)

生没 1787.6.11~1839.5.17 江戸後期の蘭学者。出羽国鶴岡藩の軽輩の家に生まれる。藩校で漢学を学び,江戸にでて吉田長淑(ちょうしゅく)・馬場佐十郎に師事。1823年(文政6)仙台藩医学校教授となるが2年後辞職。のち出府し幕府医官桂川甫賢(ほけん)方に寄寓。蘭書翻訳に専念した。31年(天保2)渡辺崋山を知り,翌年岸和田藩医,35年には幕府天文方蛮書和解(ばんしょわげ)御用を命じられた。39年蛮社の獄がおきると,逮捕される前に自刃。翻訳「泰西内科集成」「卜那把盧的(ボナパルテ)戦記」「那波列翁(ナポレオン)伝初編」。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう