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国立国会図書館(こくりつこっかいとしょかん)

1948年(昭和23)に設置された唯一の国立納本図書館。東京都千代田区にある本館のほか,京都府精華町に関西館,東京上野に国際子ども図書館がある。立法部門の一機関であり,国会,行政・司法各部門,一般公衆の3者に対する図書館奉仕活動を目的とする。前身は1897年(明治30)設立の帝国図書館。所蔵図書は国内最大規模であり,2013年(平成25)現在約1010万冊。多くの個人文庫を含む古典籍,「江戸幕府引継書類」「宗家記録」などの古記録類のほか,憲政資料室蔵の政治家・官僚らに関連する私文書,各種議事録,官庁出版物などの近・現代史料,「西村文庫」「幣原平和文庫」,マイクロフィルムによって収集されている占領期文書などを所蔵する。非図書資料として地図・映像資料などがある。近年は,資料のデジタル化を進めるとともに,電子的に流通する情報の収集に努めている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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