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国策会社(こくさくがいしゃ)

国の政策を遂行するため単独の特別法によって設立された会社。政府の出資をうけ,政府の厳重な指導監督下で利益を度外視して公益を優先する。生産力拡充を課題として経済統制が進んだ日中戦争期以降設立が増加した。生産力拡充のための日本製鉄,経済統制のための日本石炭,植民地開発のための南満州鉄道・東洋拓殖,その他日本通運・国際電気通信などがある。日本銀行などの特殊銀行も含まれることがある。第2次大戦後多くは閉鎖機関に指定された。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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