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古今伝授(こきんでんじゅ)

中世後期に行われた歌道伝授の一形式。「古今集」を講釈し,その注説の重要な部分を切紙(きりかみ)として示し,これに古注・証状・相承系図を付して伝授した。形式化するのは室町時代。15世紀後半には,二条流を尭孝から伝授された尭恵(ぎょうえ)流と,東常縁(とうつねより)から伝授された宗祇流の2流があった。宗祇流は宗祇が近衛尚通(ひさみち)・三条西実隆・牡丹花肖柏らに伝授。三条西実枝(さねき)(実澄)より伝授された細川幽斎(藤孝)が八条宮智仁(としひと)親王に伝授し,さらに親王から後水尾(ごみずのお)上皇に伝授され,御所伝授が成立した。細川幽斎から伝授された松永貞徳や,貞徳に師事した北村季吟らの流れをくむ地下(じげ)伝授の諸流もあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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