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黄金塚古墳(こがねづかこふん)

大阪府和泉市上代にある古墳前期の前方後円墳。墳長85m,後円部径57mで,埴輪・葺石(ふきいし)をもち,周濠の跡がある。後円部に3基の粘土槨(かく)があり,中央棺は長さ8.7mの割竹形木棺,東・西棺は4mの箱形木棺。3棺の内外から,三角縁神獣鏡・画文帯神獣鏡などの鏡6面をはじめ,玉類・鍬形石・石釧(いしくしろ)・車輪石・筒形石製品,衝角付冑(しょうかくつきかぶと)・短甲などの武具,刀剣・槍・銅鏃・鉄鏃などの武器,各種の農工具類など豊富な副葬品が出土。画文帯神獣鏡は景初3年(239)銘をもち,刀剣などとともに中央槨の西側粘土中にあった。東棺内では五銖銭(ごしゅせん),水晶製大型切子玉のほか,槨外におかれた巴形(ともえがた)銅器を装着した盾も注目される。景初3年銘の鏡は「魏志倭人伝」中の卑弥呼(ひみこ)が下賜されたという鏡との関連から,多くの議論をよんでいる。国史跡。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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