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高師直(こうのもろなお)

生没 ?~1351.2.26 南北朝期の武将。師重の子。右衛門尉・三河守・武蔵守。足利氏根本被官の筆頭で,元弘の乱以来,足利尊氏の側近。建武政権では雑訴決断所奉行人。開幕後は将軍家執事となり,引付頭人や恩賞方頭人も勤めた。旧来の権威を無視し,畿内周辺の新興領主層の組織化に努め,荘園押領を是認。そのため鎌倉以来の有力御家人や寺社本所勢力の支持をうけた足利直義(ただよし)と対立。1349年(貞和5・正平4)閏6月執事を罷免されるが,8月,直義ののがれた尊氏邸を包囲し,尊氏に直義の執政停止と師直の復帰を承認させた。翌年(観応元・正平5)末,尊氏とともに九州の足利直冬討伐に向かうが,その途上直義が南朝に降って京都を占拠したため引き返し,播磨で直義軍に敗北。尊氏と直義の和睦後に出家。摂津国武庫川(むこがわ)で直義派の上杉能憲(よしのり)に討たれた。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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