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光仁天皇(こうにんてんのう)

生没 709.10.13~781.12.23 在位770.10.1~781.4.3 白壁(しらかべ)王・天宗高紹(あまむねたかつぎ)天皇と称する。天智天皇の孫で,施基(しき)皇子の第六子。母は紀諸人(きのもろひと)の女橡姫(とちひめ)。770年(宝亀元)称徳天皇の没時に皇太子となり,2カ月後に即位した。称徳天皇時代の政治・財政の混乱を収拾するため,官司・官人の整理,農民負担の軽減などをはかったが,東北では国家の支配に対する蝦夷(えみし)の抵抗が強まり,780年には伊治呰麻呂(いじのあざまろ)の反乱がおこった。781年(天応元)病気のため皇太子山部親王(桓武天皇)に譲位し,同年没した。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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