1. 用語
  2. 日本史 -こ-
  3. 楮(こうぞ)

楮(こうぞ)

クワ科の落葉低木樹。樹皮の繊維は和紙の原料になる。聖徳太子が楮の栽培を普及させ,701年(大宝元)美濃・筑前・豊前各国の戸籍用紙に楮紙が使われるなど,古くから和紙の原料として広く利用されてきた。江戸時代になると和紙の国産奨励策のため,栽培も盛んになった。とりわけ山間村落では貴重な収入源の一つであり,小物成が賦課されている地域もあった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

この記事が気に入ったらいいね!しよう