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康勝(こうしょう)

生没年不詳。鎌倉前期の仏師。運慶の四男と伝えられ,運慶統率下の造仏で活躍。建久末年,教王護国寺(東寺)南大門の仁王像,同寺中門の二天像の造立に参加。法橋(ほっきょう)位にあった1212年(建暦2)頃の興福寺北円堂諸像の復興造像では多聞天(たもんてん)像を分担,18年(建保6)以前に行われた地蔵十輪院諸像の造立でも多聞天像を担当した。32年(貞永元)の法隆寺金堂阿弥陀如来像(重文),33年(天福元)の教王護国寺弘法大師像(国宝),年次不明の六波羅蜜寺空也(くうや)上人像(重文)が現存する。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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