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甲州道中(こうしゅうどうちゅう)

江戸時代の五街道の一つ。江戸日本橋から八王子・甲府・上諏訪をへて,下諏訪で中山道と合流する。戦国大名により伝馬制がしかれた。慶長年間,大久保長安が代官屋敷をおいた八王子と江戸を結ぶ街道が整備され,郡内(ぐんない)(現,山梨県の旧都留郡域)の山間部改修により,元和年間には宿駅制度が整った。はじめ甲州海道とよばれたが,1716年(享保元)から甲州道中の名称を使用。45宿あったが,小宿駅が多く,合宿(がっしゅく)勤めや片継ぎなどの変則的な継立てを行う宿駅が多い。大名の通行は飯田・高遠・高島3藩のみだが,甲府が幕領となったため勤番士の通行が増えた。信濃・甲斐両国からの中馬(ちゅうま)荷物の輸送路として栄え,中期以降宿駅との間で争論がおこった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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