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皇室財産(こうしつざいさん)

国有財産から独立した皇室の所有する財産。1876年(明治9)帝室費・皇族費が宮内省費から区別されて皇室財産独立の道が開けた。議会開設以前に議会の干渉をうけない皇室財産の確立が急務とされ,膨大な皇室財産の設定と整備がなされた。皇室財産は世伝御料と普通御料にわけられ,土地・山林・建物などの不動産,有価証券などの動産その他からなる。御料林からの収益,有価証券の利子配当金は国庫支出金をはるかに上回っていた。第2次大戦後,皇室財産の解体が進められ,大部分は財産税として物納された。日本国憲法の発効により,純然たる私有財産を除きすべての皇室財産は国有財産に移管されたが,皇居など一部は皇室用財産として皇室の用に供されている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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