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庚寅年籍(こういんねんじゃく)

690年(持統4)庚寅の年に作成された戸籍。689年6月に飛鳥浄御原令(きよみはらりょう)が施行されると,ただちに浮浪を掌握して,人民を登録地に固定した状態で造籍に着手し,翌年9月に戸令(こりょう)にもとづいて戸籍を作るよう命じている。人民をその居住地で把握する,地域原理による編戸と一体になった造籍の最初のもの。50戸1里制にもとづく村落の編成が全国規模で行われ,6年ごとの定期的造籍の先駆ともなった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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