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小岩井農場(こいわいのうじょう)

1891年(明治24)岩手山麓(現,岩手県雫石町)に開設された日本最大の資本家的農場。鉄道庁長官の井上勝(まさる)が岩崎家の資本援助と入会地の払下げをうけ,輸入の種畜や農機具を中心に経営を始めた。小岩井の名は,この両者と三菱の顧問小野義真の姓の頭をとったもの。後に三菱合資会社の直営となり,高級種牛や競走馬,バター,チーズなどの農畜産物を販売し,資本家的大経営へ発展。第2次大戦後の農地改革で牧野1000余町を解放したが,現在でも農場経営は続いている。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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