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群書類従(ぐんしょるいじゅう)

1276編からなる国書の一大叢書。塙保己一(はなわほきいち)編。文献資料の亡逸に備え,3巻以下の小冊に限っての網羅的な収録をめざしたもので,底本を精選して厳密な校訂を期した。分類は,菅原道真の「類聚国史」にならって,神祇・帝王・補任・系譜・伝・官職・律令・公事・装束・文筆・消息・和歌・連歌・物語・日記・紀行・管絃・蹴鞠・鷹・遊戯・飲食・合戦・武家・釈家・雑の25部からなる。1779年(安永8)保己一が平河天神社に祈誓してから,86年(天明6)の出版開始をへて,1819年(文政2)に全冊の刊行を完了するまで41年を費やした。幕府はじめ大名・公家・寺社・富商などの経済的援助や蔵書の提供,版下の筆耕など多くの援助があった。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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