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厨川白村(くりやがわはくそん)

生没 1880.11.19~1923.9.2 大正期の英文学者・文芸評論家。本名辰夫。京都府出身。東大卒業後,五高・三高・京大教授を歴任し,その間アメリカに留学。独創性には欠けるが広範な近代欧米文芸思潮の紹介に努め,「近代文学十講」とその続編「文芸思潮論」は日本初の欧米文芸思潮の解説書として広く愛読された。またサント・ブーブの言葉を書名にした「象牙の塔を出て」で,学者が社会と交渉すべきことを説いた。その他「近代の恋愛観」などがある。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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