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鞍馬寺(くらまでら)

京都市左京区にある鞍馬弘教の総本山。松尾山と号す。縁起は,造東寺長官藤原伊勢人(いせひと)が貴船明神の示現にあい,796年(延暦15)に建立したと伝える。959年(天徳3)以来延暦寺末寺であったが,1952年(昭和27)独立した。毘沙門天を本尊とし平安京の北方鎮護の寺院として,また融通念仏の寺として広く信仰を集め,源義経や天狗の伝承でも知られる。毘沙門天・同脇侍像は国宝,鞍馬寺文書・聖観音像・銅灯籠などは重文。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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