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倉敷(くらしき)

倉敷地・倉町・倉所とも。おもに貢納物を一時的に保管しておくために設けられた荘園の倉庫,またその敷地。荘園内の荘庫とは別に,最寄りの港湾に設置。倉敷が港湾都市として発達すると,倉敷の管理者である倉本は問丸(といまる)となり,倉敷料(保管料)や問料(運送費)を荷主から徴収。備後国太田荘の尾道,安芸国志道原(しじわら)荘の伊福(いおき)郷,同国壬生(みぶ)荘の桑原郷,同国三入(みいり)荘の左東(さとう)や周防国上得地保(かみとくじほ)の伊佐江など,瀬戸内海沿岸に多い。 (山川 日本史小辞典(改訂新版), 2016年, 山川出版社)

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